今日は最後の日だ。せっかくなのでめいっぱい散らかしてからいなくなることにする。思いついたことを推敲せずに書く。日付が変わるまで追記しまくる。読点が少ないからって蓮實重彦の影響モロ出しね大学生らしくてかっわいいーとか言わないでください。読んでねえよ蓮實。

blogなどする性根

「愛されるより愛したい」ロジックを援用するとやっぱり当世書生気質の僕らは「書かれるより書きたい」ってことで読むのもいいけどやっぱ書きたいよね。でも何ですかあの文学部キャンパス一円に溢れる自意識。君らはみんなムラカミハルキなのかシガナオヤなのかガタリか疾走する機械か。だから自意識を零しながら自意識キッズを否定したい僕らは結局斜めに傾いたままこんなところへ落ち込んでいく。これが当世blogger気質。

トムウェイツになりたくて

今日も明日も酒を飲む。一昨日だか一昨昨日に書いたようにミッドナイトノミスケは今日をもって筆を置くけど、日付が変わればそこは明日だし、ウイスキーの瓶は空き続けるだろう。これを諸行無常と言う。言わない。どっちでもいい。

肝臓が爆発して死ぬということ――引用について

ある著名な哲学者の学生時代のエピソード。既存の哲学書をほとんど読まずに独自の哲学を完成させていた彼は、参考文献をまったく要せずに論文を完成させた。しかしいざ提出しようとしたら「脚注をつけないと論文として認められないだろう」との友人からの指摘。偉大な哲学者は逆ギレした。

ことほどさように脚注は大事だ。引用元は示されなければならない。我々の言葉はいずれ「どこかで聞いたことのあること」と「どこかで聞いたような気がすること」でできていて、前者を注意深く取り除いた末に残ったものが結局「自分の言葉」ってやつなのかもしれない。ということで脚注をつけまくったテキストを構想していたが、ミッドナイトノミスケにはもう時間がないようだ。いつかどこかでやることにしよう。

フェアウェルソング

おれの怠惰な部屋は午後を迎えていて、why?が"Crushed Bones"など歌っている。Cam'Ron"Hey Ma"は穏やかでよい曲だ。気が変わってホロヴィッツ展覧会の絵』の偏執ぶりに笑ったりもする。
何年も前、おれはBeachBoysばかり聴いていた。いまは(昨日書いたように)興味の枝葉を必死に広げた結果「好きになるかもしれない曲」たちばかりが増えて、実際に聴いて好きになるまでにひどく手間がかかるようになってしまった。おれは片付けるのが苦手だ。毎日せっせと水をやってもアンテナは全然伸びない。そういうとき、たまに後戻りして『PetSounds』を聴いたりする。円くなる。ああ、年をとってもうずまき管を刺激して生きたい。

未読

RSSリーダーを見たくなくなって二日ほど放置してたら、未読フィードがえらい数になっていた。どいつもこいつもせっせと更新しやがって。でも全部追っていたらセルバンテスを未読のまま図書館に返す羽目になった。このように、我々は「全て既読」にできないままただ生きていく。

痛々しさについて

web上のテキストに一種のいなたさが伴うのはもうどうしようもないことだけど、その種類はテキストの性格によって異なる。だから読み手の方では、日頃読んでいるサイトの傾向によって耐えられる痛さの質が左右される。たとえばおれは今おれが書いている類の痛さには余裕で耐えられるが、「真夜中に苦しくて目が覚める。部屋が狭い。天井が落ちてきそう。もうこんな生活イヤ」という類のテキストは不得手だ。それはどっちがいいとか悪いとかではない。結論なんてありませんよ。ただ今日まで適当に無色透明でいようと心がけていたミッドナイトノミスケが今日は痛々しく書き殴っていくよ、という所信表明がしたかっただけ。

個人情報って体重とか体脂肪率とか含むんですか

ならおれは情報リテラシ極低のおおたわけですね!
いやさっき同窓会の出欠確認の電話かかってきて「連絡とれんやつの番号教えて」と来た。聞かれたうち何人かが分からなかったので、そのことで友達に電話したら;

おれ「○○くんが番号教えてって言ってきたけん教えて」
友達「それ本当に○○なん?(わらい)」

ああニセモノの可能性まっっっっったく考えてなかった!正直こいつには負けたと思った。てかおれがバカ。いや本人みたいだけどさ確かに。でも考えなかったのは負けよな。反省。

ミッドナイトノミスケ事件簿

2006-07-01
ダイアリーをはじめる。読んでいたid:FunsaiKossetsuさんのブログが炎上したので何かしらコメントなり記録なりをつけようと思ったんだけど、ブクマコメントで長々とやるのは嫌だったから。ちなみにid:FunsaiKossetsuさんは東大四回生で、聖飢魔Ⅱなどを愛するメタルガール。来春からキリンビールに勤務する。
2006-07-04
みんプロが来る。
2006-08
リアルでモテてしまう。胃を痛くする。
2006-09
ハメ撮り画像が流出。mixiで話題に。
2006-10-15
ダイエット日記をはじめる。目標は当然速水もこみち
2006-10-27
唐突に月末でダイアリーをやめることにする。ちなみにこのとき、その日の日付を考慮しておらず、なんとなくあと半月くらいはあるような気がしていた。
2006-10-28
リアルの知人を偶然発見する。id:angra_idolさんとおれは米・ニューハンプシャーハイスクールでの同級生で、少女漫画研究会で切磋琢磨した仲。ヘビメタバンドANGRAの熱烈なファン。ナンシー関を「女神」と崇め、中谷美紀のコラムを聖書としている。
とりあえず始めての経験なのでびびる。
2006-10-30
童貞喪失。相手はid:AbeTakakazu
2006-10-31
晩飯にトマト+じゃがいも+ソーセージ+チーズを耐熱皿に盛ってトースターで焼いた簡易グラタンを作るが大失敗。ゴルゴンゾーラとトマトの相性が思いのほか悪かった。凹む。


こんなもんかな。ちなみに下線部はうろ覚えにつき不正確。

アカウント始末

アンテナ・ブックマーク・RSSリーダーの別アカへの移動はほぼ完了。そうするとミッドナイトノミスケはいよいよ削除してもよくなった。単純に更新をやめるだけにしようかと思ったけど、削除した方がすっきりするよなあ。でも日記こんだけ書いちゃったしなあ。まよい。

無味無臭無趣味

趣味が無い、という話をした。相手は「本もマンガも趣味っていうほど読んでないし、麻雀はなんつーか、生き様やもん」と。そう、好きなことがないわけではなく、「趣味」と呼ぶに相応しいレベルの打ち込み具合のものが無いということなのだ。ある人は「読書は…もう生活の一部だし」と言った。そうするとおれも無趣味なのか。本もマンガも確かにそれほど読んでいない(当然生活の一部でもない)。音楽鑑賞って趣味か?ベースも最近触ってない。絵も描いてない。料理はそれこそ生活の一部だ。そうするとブログ?ああ、ブログは確かに「趣味と呼ぶのにちょうどいい程度のハマり具合」かもしれない。そんな趣味の一部、ミッドナイトノミスケは今日死ぬ。さようなら、さようなら。

「それほど読んでない」ってのは、それこそ相対主義の森から出られないでいる言説だよなあ。

ブランド

〜はあちゅう主義。〜 - はあちゅうブランド

いいなあ。おれもTシャツ作りたい。うんこプリントの。それか宮武外骨「滑稽新聞」あたりのコピー。後者はふつうにアリだと思う。はあちゅう様は夢を実現しててすごいなあ。糞が。関係無いけど大学のジムに「体制打破」ってデカデカと描いたTシャツ着た黒人さんがいた。あからさまに手書きなところがかっこよかった。ありがちな「意味分からないで『牛肉』とか描いたTシャツ着てる外人」ではなかったな。いやおれは着ないけど。

キーワード畑でつながって抱いて抱いて抱いてアーン

今日は開き直って臆せずに固有名詞を多用してるんだけど、極力キーワードリンク切ってるのに勝手につながるな。はてなこわい。あとやっぱりはあちゅう畏れ。

イン殺さんの『柳生武芸帖』レビューから

「読みにくい理由は簡単で、話の流れが異常にとっちらかるからです。キャラは立っていて、個別のエピソードも面白いのに、それが恐ろしく拡散しすぎなんです。コンテキスト切り替え激しすぎというか、コールスタック積みすぎというか。例を挙げるとこんな感じ。」

それ何て『神聖喜劇』?(←ネットジャーゴン使えばうまいこと言えると思ったら大間違いだぞ)

忘れ物回収

http://d.hatena.ne.jp/mnn/20060829

筒井康隆本人による『時をかける少女』の二次創作がある。

という記事をどこかで読んだのだけど思い出せない。どこどこどこどこ(エイトビート

見つけた。
http://d.hatena.ne.jp/nand/20060811/p1
ああよかった。『串刺し教授』買お。

琥珀

ここまで素面で書いてきたけど、ウイスキー入れた。ミッドナイトノミスケは呑助として死にます。まあ、単に飲みたくなっただけなんですが。

××キトク スグカエレ

さっきからパソコンが変な音立ててる。FMV(4歳)。ミッドナイトノミスケより先に死ぬということはあるまいな。そげんあってあられんごたぁる。あってあられんゴダール(駄洒落ばっか言うと加齢臭!)。関係無いけど蓮實重彦の映画評論(アメリカもの)はおもしろいらしいのでまとめて読みたい。なんで読んだことない人の名前が一日に二度も出るかね。

同窓会追記

さっき書いた同窓会の件だけど。きょうおれに連絡が回ってきたのは「参加?不参加?それともワ・タ・シ?」という意思確認ではなくて、「一応全員に連絡回しましたよ」という儀礼的態度のためだろう、というのが通話中に感じたこと(場所も返事の期日も連絡先もこっちが聞くまで伝えないというステキぶりはちょっと笑った)。まあそういう「あのへんの地味系にはあんまり来てもらっても持て余すよなあ」みたいなのが規模の大きい同窓会(の運営側)で生じるのは仕方ないし、そういう態度への反発の矢面に立つ連絡役の人はご愁傷様だとは思うけど、それにしても最初の出欠確認くらいニュートラルにやれんもんかねえ。仲良し連中だけで会いたいなら学校の看板外せよ。別に看板に愛着あるわけじゃないけど、ああいう帰属意識の濫用みたいなのはホント反吐が出そうになる。ブクマイジメしていいなら[しねばいいのに]。

遅れてきたアンガー・BOOMER

最近、違う女の人からたて続けにドタキャンされた。ていうか最初の二回はid:angra_idol(巨泉)だったんだけど、それはまあ仕方ないだろうって流せたのな。でもそのあと別の人からドタキャンされたときに、うんげらあいどるのときに眠っていたのであろう不満が一緒になって噴出して「貴様そこへ直れ!!!!!!」みたいになった。誰も悪くないな。そいつの運が悪かったんだな。つーかあそこまで怒ったの久しぶりだったから自分でびびった。こういう「仏の顔も三度までの四度目にだけ偶々当たった」って状況は、自分が気付いてないだけで結構あるんだろうな。うまくいじれば結構おもしろいネタになりそう。関係無いけどその後ドタキャンどころか来られないはずだったのに来てくれた女の人(第三の登場人物)がいて、結婚したくなった。こういうのも何かの運だな。

はてなこわい

恫喝されたので一部訂正しました。[はてなこわい]

開かれた引き篭もり

上の「帰属意識の濫用には反吐が出る」みたいな理屈は前に別のところでも書いていて、おれにとっては多分こういう考え方が自然なんだと思う。だから下手に交友関係を広げてこんな僻み根性を晒さないよう気を遣うより、最初から付き合う人間を選ぶ方が精神的だと考えて、事実そういう風に身を処している(つもり)。おれにとってもはやそれは当世blogger気質の一部に組み込まれていて、だから、招待されたことを「ブログはじめたんだ」なんて言ってしまうようなmixiにはどうも違和感というか件の電話の応対中のような不愉快をじわじわ感じずにはいられない。とはいえおれはmixiを利用しているし、同窓会の連絡網にも出来る限り貢献する所存だ。これ見よがしにそっぽを向くより、胎に一物蔵したまま黙ってニヤニヤしてるほうが目立たないからだ。「人を殺してはいけないのは、殺したら目立つから」という理屈がある。おれはそういう言い草が結構好きだ。戸を開け放って引き篭もれ。

おまえどこ中だよ

こんな毒にも薬にもならないような自分語りを、「最後だし!」なんて都合のいい免罪符の下でズルズル続けている。おれははてなで日記を書きはじめた時、「メタ好きの化け物みたいな連中が跋扈するこのはてなで、安全に自分語りするには」と十秒くらい真面目に考えて、結論が「おまえどこ中だよ」と自分で自分に絡む、先回りをすることだった。まあそんな不安は杞憂もいいとこで、誰も来やしなかったわけですが。いまそういう種明かしのようなチラシ裏エントリを書いていて、どうしても自然に「おまえどこ中だよ」と思わずにはいられないので、強ち無駄なタグでもなかったように思う。

カラダが目当てだったのね

何年も前、本気で「おれ絶対一生カノジョできない」と悶えまくっていた時期がさしもの私にもあって、なんとかその難を逃れた今でも、あの頃の恐怖は忘れられない。そしてなぜか、それを蒸し返すような目にあった。「童貞再生wwwwww一生童貞wwwwww」ままよ。





これでおれまた非童貞!!!!!!セックス!(語尾)

口に糊する

そして夕べ、結婚がどうとか話して溜息をついていた男二人の杯を思い出す。我々は口に糊し、またさせねばならない。気付けばもう22。

うずまき管刺激地帯

そうやって現実が時々重く重く首をもたげてくるから、今日もおれはうずまき管を揺さぶる。メイクノイズ。カモンフィールダノイズ。スループジョンビー。

きみにエール

でも嫌だ嫌だとかばかりも言ってられないし、おれにはロンドンに火を放つこともブルックリンをロックすることもできない。ただid:angra_idolとかいろんな人たちにエール。あとがんばれおれ。

呑み込まれた名言

ああもうカツカツだ。逆さにして振っても何も出てこないよ。名言は飲み下してしまった。

肉を削ぐ

ダイエット日記たのしかった。もう終わりだと思うと少し寂しい気も。でも終わるのだ。

ああもう12時だ。はてなの魔法が解けるよ。かぼちゃの馬車がシナモンに戻ってしまう。
ミッドナイトノミスケ。もう一度ファックを。さようなら、さようなら。